PPPoE接続とは?PPPoE接続の方法
PPPoE接続とは?
PPPoE接続とは、
「Point-to-Point Protocol over Ethernet(ポイントツーポイントプロコトルオーバーイーサネット)」のことです。
簡単に説明すると、「あなたのパソコン」という「ポイント」と「プロバイダのパソコン」という「ポイント」の2点間を接続してデータ通信を行う通信プロコトルのことです。イーサネットというのはオフィスや一般家庭で利用されているネットワークのことで、オーバーイーサネットというのは、その2点間の接続をネットワーク上でやりますよ、ということです。
インターネットを利用するには「回線業者」と「プロバイダ」が必要です。
回線業者というのはたとえばNTTやKDDIのことで、光回線設備を提供する(電柱に通っている光ファイバーを建物内まで引き込んで接続機器を提供する)会社です。プロバイダというのは、たとえばOCNやso-netのことで、ユーザーのパソコンをネットワークに接続させる役目があります。
プロバイダと契約すると、あなただけの「ユーザー名(ID)」と「パスワード」が通知されます。
プロバイダは会員にだけインターネットに接続させる必要がありますから、そのプロバイダの会員である証明をしてもらうために、「ユーザー名(ID)」と「パスワード」をPPPoE接続画面で入力してもらいます。
このIDとパスワードを正しく入力できればインターネットに接続することができます。
これをPPPoE接続と言います。一度PPPoE接続をしてしまえば、情報は保存されますから、何度も入力する必要はありません。
プロバイダから通知される「ユーザー名(ID)」と「パスワード」というのはインターネットに接続する上で大事な情報ですから、通知された用紙は大事に保管する必要があります。
※通常は回線業者とプロバイダ別々で契約しますが、最近では「光コラボレーション」と呼ばれるサービスが主流となっています。これは回線業者とプラバイダがセットになっているサービスです。たとえばドコモ光やソフトバンク光などです。光コラボと契約していてもプロバイダは自動的に組み込まれており、どこかの会社のものを使っているはずです。「ユーザー名(ID)」と「パスワード」がわからない場合は一度サポートに電話をしてみるとよいです。
PPPoE接続の方法
PPPoE接続の方法ですが、簡単に言ってしまえば「PPPoE接続画面にアクセスして、プロバイダから渡されたユーザー名(ID)とパスワードを正しく入力する」ことです。
ユーザー名とパスワードは大文字や小文字や数字が使われており、たとえば「0とo」「lと1」など、入力間違えしやすいです。カタカナで書かれているものも参考にし正しく入力する必要があります。
PPPoE接続の方法には以下の2つがあります。
・ルーター(あるいはルーター機能を持った機器)でPPPoE接続する
ルーターでPPPoE接続が可能です。ルーターを持っていない方は自分でルーターを用意する必要があります。値段は2500円からあります。家電量販店で普通に売っています。
回線終端装置(モデムやONU)とルーターを接続し、ルーターとパソコンをLANケーブルで接続します。「回線終端装置⇔ルーター⇔パソコン(有線)」といった状態です。
たとえばBUFFALOのルーターの場合、購入した時にCD-ROMが付属されていますから、これをインストールします。するとPPPoE接続画面にアクセスできるツールがパソコン画面上に表示されます。
まずはBUFFALOのPPPoE接続画面に入るためのパスワードを求められますから、それを入力します。BUFFALOのルーターの箱の中にそのパスワードが配布されているはずです。
それを入力するとPPPoE接続画面にアクセスできますから、ここでプロバイダに渡された「ユーザー名(ID)」と「パスワード」を入力します。正しく入力すると、接続完了です。
ルーターだけでなくホームゲートウェイ(回線終端装置の役割とルーター機能とWi-Fi機能すべてそろった機器)でもPPPoE接続が可能です。回線の種類のよっては回線会社からホームゲートウェイが提供されることもあります。ホームゲームウェイが手元になる場合はルーターは不要です。
ホームゲートウェイにもルーター機能がありますから、ルーターと同様にPPPoE接続画面にアクセスしてユーザー名(ID)とパスワードを入力すれば接続完了です。
・パソコンでPPPoE接続する
WindowsパソコンからもPPPoE接続が可能です。以下を参考にしてみてください。
http://qa.nifty.com/cs/catalog/faq_nqa/qid_12962/1.htm